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栃木屋の取り組み

栃木屋の取り組み:品質への取り組み

品質への取り組み

弊社では、お客様のニーズや期待に応えた製品およびサービスを提供し、継続的に顧客満足を獲得していくための様々な活動を行っております。また、不具合を防止するため、商品開発から量産品の検査、出荷に至るまでの仕組みに継続的な改善を取入れております。「日々の営業活動」や「情報便とちのき」、「ホームページ」、「個別の展示会」、「お得意先様アンケート」などで寄せられる「お客様の声」は栃木屋の改善に取組む大きな原動力となっております。

品質方針

株式会社栃木屋は、『あらゆる産業で活躍できる機構部品づくり』をモットーに、時代と共に変化する様々なニーズに応え、社会から永続的に必要とされる企業を目指します。 そのために、「お客様とのコミュニケーションを大切にして品質本位に徹する」「人を磨き、しくみを磨いて確かな品質を実現する」を掲げ、お客様の満足と期待に応えられるよう取り組みます。
1、お客様に信頼と満足を得られる商品とサービスを提供することで、信頼の向上を図ります 。
2、外部環境変化に対応した高品質および高付加価値な機構部品を提供し、業績拡大を図ります
3、関連する法令、お客様の契約に含まれる要求事項、当社が同意する要求事項を順守します
4、PDCA(Plan-Do-Check-Act)を回し継続的に顧客満足度の向上と業務の改善を図ります
5、明るい、働きがいのある現場環境づくりにより、従業員の健全な心身を育み、確かな品質を実現します

品質向上活動

弊社では品質マネジメントシステム(ISO9001取得)を確立し、品質方針に基づき、次の活動に取り組んでおります。
1.商品開発に関する品質保証への取り組み
・商品開発段階での検証
商品の設計・開発においては「使用目的に合った機能(サイズ・動き・強度・耐久性・耐食性など)をいかに効率良く製品に組込めるか」が最も重要な要素となります。弊社では[2D/3D CAD]や解析ソフトを駆使した設計、[3D]プリンター他による試作品を有効に活用し、様々な設計検証を行っています。
保有設備:3Dプリンター
3Dプリンターにより、試作品やテストピースを製作することで、設計・開発の初期段階における検証の質を向上させ、不具合の未然防止を図っています。 また、検証の精度向上と共に、手戻りの削減に伴う、よりスピーディな設計・開発が可能と成ります。


保有設備:荷重試験機
荷重試験機、塩水噴霧試験機といった各種試験器を自社内に導入し、新商品の妥当性確認や仕様変更品の性能確認を実施しております。

・商品のデザイン
「部品に信頼と美しさを」を基本コンセプトに使い勝手や、実際の使用者側の立場に立って形状や色調 表面処理の選定を行い、トータルバランスで”優美さ”を追求しています。

グッドデザイン賞受賞製品
未使用時にはハンドルをフラットに収納することができるフラッシュリフトハンドル [THA-450]。サチライトクロムメッキを施したマットシルバーの外観に、操作を補助する赤色のアイコンが特徴的な機能とデザインを両立した商品です。平成6年にグッドデザイン賞を受賞しております。


工程毎の製品外観チェック

設備による製品接触防止
工程設計
”優美”なデザインも企画通りの外観が保てなければ意味を成しません。 外観を重視する製品については、外観の問題が生じやすい工程を必要に応じて調査したり、部品同士の接触防止や研磨工程を設けるなど、外観に配慮した工程設計を行います。

・新商品開発の取り組み(プロジェクトチームによる開発活動)
新商品の開発に際しては、商品の販売ターゲットに即したプロジェクトチームを立ち上げ、営業部・商品開発部・技術部・品証部・資材部の各部門代表者がディスカッションを行い、商品化に際しての種々の問題点・改善点を洗出し「開発段階にて予見される不具合」を未然に防止する活動を行っています。

2.サプライヤーに対しての品質管理活動について
・サプライヤー支援活動
弊社は、商品の製造をすべてアウトソーシングとしています。お客様が安心してご購入頂くためには、アウトソーシング先であるサプライヤーの品質管理は必要不可欠と成ります。 弊社ではサプライヤーに対して、品質面の管理状況を定期的に監査し、フォローが必要な場合に対しては共に改善点を抽出し、年間計画を基にサプライヤーへの訪問を繰返すことで商品の改善・改良に努めています。

・サプライヤーへの情報共有
弊社では、サプライヤーに対し「栃木屋事業方針説明会」を毎年1回、開催しています。近年、お客様からは、品質や環境に対し多様なご意見、ご要望を頂いております。これらのご要望にお応えするためには、製造を委託しているサプライヤーの協力が必要不可欠と成ります。
「栃木屋事業方針説明会」では、お客様のご要望に対する弊社の方針や要請についてサプライヤーに理解を深めて頂く機会としています。また、サプライヤーには品質実績や化学物質調査関連情報などを盛り込んだ「トチギヤ品質情報通信」を定期発信し、情報の共有化を図るとともに弊社の取組みに対する協力要請を行っております。

栃木屋事業方針説明会の様子
製造を委託しているサプライヤー各社に対し、年1回「栃木屋事業方針説明会」を開催。 弊社の方針・要請に関する理解を深めて頂く機会としています。

3.検査体制
弊社では、サプライヤーからの納入製品に対し「受入検査」を行っています。 受入検査では、図面や仕様書に適合しているかの合否判定を行います。不合格となった製品に対してはサプライヤーへの原因調査と再発防止策の要請を行います。 また、量産前の金型検証や試打品に対する初回検査は、品質に大きく影響を及ぼすため、最新の測定機器を駆使して綿密な検証を行っています。

保有設備:3Dスキャナ型3次元測定機
複雑化・多様化する製品の品質を確保する為、スキャナ型の非接触式・3D測定器を導入しております。 接触型の測定機では測定が困難な、ダイカストや射出成形製品に対して必要充分な精度を確保することが可能と成ります。

保有設備:マイクロスコープ
肉眼では見えない微細な現象を拡大、観察することで、不具合や異常に対する真の原因究明が可能と成ります。

4.品質に対する教育システムについて
・OJTおよびOFFJT教育
弊社では、品質方針に「人を磨き、仕組みを磨いて確かな品質を実現する」と掲げておりますように、社員の品質に対する教育にも注力しています。 日常の業務活動内で行われるOJT教育に加え、「TOCHIGIYA UNIVERSITY」という社内教育システムや、社員の自己啓発を支援する教育ツールなど、OFFJT教育も充実させています。


・検査員教育
弊社の受入検査は、社内で資格認定された検査員のみが検査業務に従事しています。 検査員は、年に1回、社内で検査員の専門教育及び試験を実施しています。

5.会議体による品質改善活動
弊社では、社内の品質改善活動の一環として「品質改善会議」を定期的(毎月)に開催しています。 「品質改善会議」では社内各部門の代表者が出席して、品質に関連した社内の仕組みの見直しを行っています。